Bizppaでは、新たな挑戦や変化を求めるビジネスマンの皆さまに向けて、特別企画「Opportunity For Change」を連載しています。この企画では、ビジネスマンの皆さまが経験した転機や新たなチャンスに関するインタビューをお届けします。
第9回は、だれもが留学や国際交流を体験できる世界を独⾃のメタバース・リアルのサービスで実現するClassmate株式会社の井坂社⻑にお話を伺いました。
ー「海外・経営・教育」⼈⽣の軸に従ってひた⾛る起業家の挑戦と未来ー
人⽣の転機は元サッカー選⼿の塾講師
「⼈⽣を変えた出会い」として真っ先に思い浮かぶのは、予備校時代の恩師の存在です。この恩師は私にとって「進むべき道」を強烈に⽰してくれた⼈物でした。彼はかつてメキシコでプロのサッカー選⼿として活躍しており、その経験からか、常に「広い世界を⾒ろ」という哲学を持っていました。予備校時代、彼は毎⽇のように私に「男なら⼀度は海外に出ろ。」「ゼロから⾃分の⼒で会社を作れ」と繰り返し⾔い続けていました。
勉強と直接関係がないことだったのですが(笑)彼の⾔葉には不思議と説得⼒があり、私はその⾔葉に⼤きく影響を受け、「海外」「起業」という⼆つの⼤きなテーマが私の⼈⽣の軸になりました。
はじめての海外経験
⼤学では⼼理学を専攻し、学業の中で、⼈が変わるきっかけや⼼理的な成⻑について探求する⼀⽅、サークルの⽴ち上げや、アルバイトではホテルの宴会部⾨の⽴ち上げのスタッフなどを実施して⾮常に充実していました。
ただ、ゼミ旅⾏に⾏った海外で英語を話せない経験をしたことと、そのゼミの先⽣も若者は海外に⾏きなさいと⾔う⽅で、予備校時代の恩師に続き、たまたま「海外へいけ︕」と⾔ったので、刷り込まれた形で、⼤学4回⽣のときにニュージーランドへのワーキングホリデーを決意しました。
卒業論⽂は現地の図書館で完成させ国際郵便で送りました。卒業式前に海外に⾏ってしまったので、海外で⼤学を卒業しました。教授からは、過去にそんな前例はないと⾔われました(笑)
現地では、語学の習得の傍ら、様々なアルバイトや旅⾏を経験しました。ちなみにアルバイト初⽇に偶然⽇本⼈ツアー客の呼び込みに成功して、オーナーに⼤変気に⼊られて、いきなり時給があがったので、⽇本⼈アルバイターの中で伝説になりました(笑)⼩さい話でいうと⾊々な思い出がある渡航経験でしたね。
営業とマーケティングを学び、事業の構想に出会う
帰国後、とにかくビジネス経験を積みたいという気持ちで職探しをしました。すると求⼈雑誌に、中⼩企業の経営者のインタビューを掲載して広告費をちょうだいするという出版社の仕事がありまして、英語は全く活かせる仕事でなかったのですが、リアルの経営の話が聞けるのと、経費で⽇本を旅できるところに惹かれて、すぐに応募を決めました。その後まもなくして、直属の上司が「同業で事業の⽴ち上げをするから来ないか︖(ボーナスはなくなるけど)」と誘われて、ビジネス経験を積みたい私はその上司についていきました(笑)
最初から3年と決めて働きはじめたのですが、そこで営業スキルが⾝についてきたことを感じると同時に、次はマーケティングについて学びたいと考え、マーケティングが⽣まれた国、アメリカへ留学することをきめました。なんとか試験に滑り込み、3~4ヶ⽉間アメリカでマーケティングの勉強しながら、⼩さいマーケティングコンサルティング会社でインターンをしました。
そのアメリカ留学中にインターン先に無理⾔って1ヶ⽉間、留学の留学という形で、グアテマラにスペイン語の留学に⾏っていました。当時、スペイン以外の地域でスペイン語を学べるところが珍しかったのですが、たまたまアメリカのサンフランシスコにいるときに紀伊國屋書店で書籍を⾒つけてから⾏くのを決めていましたね。そのスペイン語のレッスンがマンツーマンで⾮常に安かったんです。これが最初に私が事業⽴ち上げをおこなったフィリピン⼈によるマンツーマンの英語トレーニングサービスを⾏う語学学校の着想になっています。
フィリピンでの語学学校設⽴からClassmate設⽴まで
帰国後、インターネットでマーケティングリサーチを⾏う会社の⼤阪⽀社の⽴ち上げスタッフとしてそこで4年半働きました。語学学校の⽴ち上げを⾏うために、⼀度アジアの各地域を2週間〜1ヶ⽉ずつ住みながら、旅しました。そして最終的にフィリピンで語学学校の設⽴を決めました。フィリピンの⽅々のフレンドリーさやサービス精神が⽇本にピッタリだと感じたためです。
ネット環境がすごく悪いエリアだったので、1⽇3時間ぐらいしかインターネットに接続できなかったのですが、当時のTwitter、ブログ、WEBサイトだけで集客を⾏って、なんとか軌道に乗っていきました。語学学校は10年ほど事業運営していたのですが、コロナ禍のロックダウンにより学校運営が厳しくなりました。急遽農場を作って先⽣達と帰れなくなってしまった⽣徒たちと協⼒して⽣活を共にしました。
その後、現地の学校は最終的にたたむ決断をしたのですが、帰国後、メタバースを使ったオンライン英会話、異⽂化・国際交流プログラムへ切り替えました。これが現在のClassmateです。元々現地で契約をさせていただいていたフィリピン⼈の先⽣や新たに契約した先⽣たちと⽇本の⽣徒をつなぎ、オンラインでマンツーマンレッスン、国際交流をする事業で、この事業がありがたいことに、多くの中学、⾼校、⼤学を中⼼に受け⼊れていただくことができました。
時代の変⾰点で新しい教育の形を創りたい
私はこれまでの戦後80年と今後の80年とでは時代や考え⽅が⼤きく変わると思っていまして、新しい教育インフラが必要だと思っています。私の娘がいま2歳なのですが、彼⼥がこれから必要になってくる教育を⼀新させるべきだと思っています。
その中の1つが私達がいま提供しています、国際教育の事業です。オンラインで世界中の⼦どもたちと⽇本の⼦どもたちをつないで、教室で⼀緒に学べるということや、現在は留学や今後は教育旅⾏という形で海外にお連れするお⼿伝いもさせていただき、リアルとオンラインのハイブリッドで⼦どもたちの⼈⽣に影響を与える事業をつくっていきたいと思っています。
Promotion
ビジネスシーンにぴったりなBizppa
ビジネスパーソンにとって、靴べらなしでサッと履けるのは本当に便利ですよね。居酒屋などの脱ぎ履きもとっても楽でいいなと思います。私の場合は⾶⾏機が多いですが、その点がすごく良いです。リラックスできるし、軽いので、⻑距離移動でも快適に過ごせます。⾒た⽬もスタイリッシュで、ビジネスシーンにぴったりです。
井坂様、ご協力ありがとうございました!