使用する全素材の状態をチェック。特に革は天然素材なので、一枚一枚状態が違います。
加工に移る前にすべて職人が目で見て、手で触って確認しております。
デザイン別に作られた抜き型を使い裁断します。
最終的な仕上がりの良し悪しに関わってくるため、
キズや革の血筋を考慮しながら慎重に抜いていきます。
「スキ」とは、裁断した革をきれいに折り込んだり、縫製しやすくするために、革の端を薄くする工程です。
厚すぎると足あたりが悪くなり、薄すぎると強度が足りなくなるなど、熟練の技術が要されます。
表革と裏革の間にシワが出来ないように細かいピッチでミシンをかけます。
ステッチの補強や、革を貼り合わせるために様々なテープ類を裏側に貼ります。
縫製後の甲革(アッパー)を木型にかぶせ、「つり込み」という工程で
専用の工具を使いながら引っ張って接着していきます。
この工程は毎度異なる革の状態と”対話”しながら力加減をしないといけません。
つり込み後、バフ機で表面を平らにしてから専用の接着剤を使用し底を貼付けます。
中敷きをしっかりと貼り付け、紐を通すなど仕上げる工程。
最終的な仕上がりを目で、手でしっかりチェック。
異物混入などをチェックするため、X線検査を行います。
製品一つ一つのシリアルナンバーと共に検査のデータを10年保存し、
安全で安心していただけるよう徹底しております。